白夜行と手紙(東野圭吾)
今日はフォーマルウェアとはまったく関係の無い話。
たまには・・良いですよね?
先週末、手紙と白夜行を読みました。
実は東野圭吾さんの本はまったく読んだ事なかったのです。
あまりにも話題過ぎて、有名すぎて。
ちょっと敬遠していました。
ただ、寄った古本屋であらすじに惹かれ、まあ食わず嫌いもダメだから読んでみよう、と。
ちらっと最初の数ページ読んだ感じでは好きな文体ではありませんでしたし、好きにはならないと思っていました。
しかし・・・。
まず手紙を読み終わって驚き。
久しぶりに素晴らしい小説に出会えた気分です。
小説に出てくるイデオロギー的な話は置いておいて、とにかく絶妙な人物描写です。
登場人物が生きている、というか、必要以上に感情を描かないので、読者が考える必要があります。
それが、とても良い余韻を残すのです。
しかし、それ以上に脱帽だったのが白夜行。
主人公2人の感情はまったく描かれず、セリフも殆どありません。
ラストシーンでさえ。
しかも、彼ら2人は会って話したりしているはずなのに、それさえ描かれないのです。
ですから、彼ら2人の関係、人格、感情、 すべて読者が想像するしかありません。
だからこそ話を読み終わったあとでさえ、 彼ら2人の人格を現すピースに飢えてしまうのです。
今まで読まなかったのが後悔してならないほど、心に迫る余韻がありました。
文体が合わないなあ、と思う私でさえこれだけハマるのですから、合う人にとってはとてつもなく素晴らしい小説なんでしょう。
これからは私も、東野さんの小説、読み漁る事になりそうです。
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